今回のテーマである崩改とは、破壊と再生を合わせた造語です。
これまで多岐に渡り制作してきたDiagramから始まり、Anagram、Topogram、Engram、 Biogramと続く一本の物語が崩改し生まれ変わりました。
純粋な好奇心やアイデンティティを見失う度に、僕は自分の存在や作品を客観視することで、世界と自分の縮尺を自由に行き来してきました。
物事を注視し続けると全体像や意味を見失い、立場や視点が変わるゲシュタルトの基本概念は、僕にとって重要な事であり、伝えたい事のひとつでもあります。
これを簡潔に説明するならば、それ自体が完全な全体像であり、気づきの欠落した空虚な現代人に命を吹き込むおまじないのようなものです。
これらは表面に現れるものが最も重要で、無意識下まで掘り下げる必要は大してありません。
人は方法や答えにこだわるあまり、純粋な動機や興味を見失いがちですが、自身のカルマの構造を理解すれば、自虐や消耗戦ばかりの人生の脚本を再編することも可能です。
難しく考える必要はなく、この心地の良い違和感に乗せて、カタチという概念がどういうものか自由に感じ取ってみてください。
世界を見つめ直す崩改を。
福島滉平
『崩改=HOUKAI』
場所:COCOTO By COCO GALLERY
〒604-8015 京都府中京区鍋屋町209-2
日時:2023年10月26日〜11月12日 16:00〜23:00
*10月27日〜10月29日 14:00〜23:00
定休日:月・火曜日
入場無料
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
作家在廊日はインスタグラムをご確認ください。
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